News & Press

image description

CICEフィルムワークショップで、日本人、初入賞。(中国・北京市)

  • 12月052011

中国・北京市で、開催された「中国国際コピーライト・エキスポ」の「MPA CICE フィルムワークショップ(12月1日〜12月3日)」で、アジア地域からの多くの応募者を押さえて、日本人学生が入賞しました。
この賞は、優れた映画のスクリプトや脚本に対して贈られるもので、入賞を果たしたのは、デジタル・ハリウッド大学で、映画を専攻する藤井 翔さんです。
彼の作品は、「Intangible」と題して、L.A.に暮らす19歳のちょっぴり裕福な少女が、本当に大切なものとは何かに目覚めていく姿を描いたもので、ストーリー展開のおもしろさと発想の豊かさで、審査員から高い評価を得ました。
映画ワークショップの最終日のコンペティションで、開催国中国とアジア太平洋地域の国々から16名が最終選考に残りました。残念ながら最優秀賞は逃したものの、4名の入賞者の内の1名に選ばれました。
最優秀賞を獲得したのは、オーストラリアから参加したブレンドン・スキナーさんで、「pulse」というテーマで、中国との共同製作を提案した作品でした。

このワークショップの主催者であるMPA/マイク・エリス アジア太平洋地域代表は「この3日間、大変刺激的であり、将来のこの地域の映画製作の成長とそのための展望や知識を共有しました。新進の映画製作者たちだけでなく、アジア太平洋地域全体の成長とチカラになってゆくことを、希望して止みません。重要な機会を与えてくださった中国著作権エキスポ(CICE)に感謝致します。」と述べました。
 最優秀者、入賞者の5人は、副賞として年明けに米国・ロスアンゼルスで、ハリウッドのメジャースタジオの役員との懇談などが与えられています。



*MPA CICE Film Work Shopについて:
 MPAアジア太平洋地域OfficeとCICEが共同して、映画のシナリオや映画製作、マーケティング、映画の配給の範囲で、共同開発や新進の能力の開発などを行うことを目的として2008年から、実施されています。 それ以前に2006年からMPAは独自に、Film Work Shopを開催しており、この年には後年、2010年の「上海国際映画フェスティバル」のオープニング作品(Ocean Heaven:海洋天堂 ジェット・リー主演、ビル・コン 製作、クリストファー・ドイル 撮影、シュエ・シャルー 監督・脚本 )に選ばれ、また香港で開催された「CineAsia」映画祭で、「年間最優秀新人賞」を獲得したシュエ・シャルー(Ms. Xue Xiaolu)さんが脚本賞を受賞しています。

*藤井 翔 氏 :
 映画監督、撮影監督。 現在、デジタル・ハリウッド大学在籍中。
UCLAで監督(フィルム)プログラムを修了し、ディレクターや撮影監督、写真家として経験を積む。
著名な映画人でもありプロデューサーでもあるバーナード・ヒラー氏に師事。 映画"African Gothic"では、第2ユニットの撮影監督とカメラ・オペレータとして従事。
 彼の最新のショート・フィルム「Intangible」は、UCLAで、「Best story and the best cinematography」と評価されました。


*藤井氏の談話:
ハリウッドやオーストラリア、中国の著名な映画関係者によるディスカッションはとても興味深く、役に立ちました。著作権やアジア地域での映画製作、上映の現状と展望、映画の多国間共同製作、最新の3D映画情報等と様々な話に参加する事ができ、自分の将来についても深く考えさせられました。ワークショップ後には北京市内の観光や青島の市長を招いた皇帝料理の食事会等も開いて頂き、大変充実した3日間を過ごすことが出来ました。MPA, CICE, また、今回のワークショップ参加の機会を提供してくださった全ての皆様に感謝致します。

*デジタルハリウッド大学 杉山知之学長の談話:
藤井翔くんは、将来、ワールドクラスの映画監督になるという明確な目標を持って、本学に入学し、入学以後、日々、地道な努力を重ねている学生であります。
藤井くんは、本学の留学制度を利用して、UCLA Extensionで11ヶ月ほどの勉強をしました。そこで、監督術、撮影技術、脚本制作などを学び、いくつかのショートフィルムを制作しました。
私は、本学とUCLAでの学習の成果が、今回の受賞という成果につながったことを喜んでおります。彼の映画監督になるという夢を実現させるために、私は最大限の努力をするつもりです。私が、それをするだけの価値を、彼は今回の受賞により示したと思っています。

ファイル共有ソフト等を使用した著作権法違反事件-全国集中一斉取締りの実施について 

  • 12月012011

不正商品対策協議会(ACA)

社団法人 コンピュータソフトウェア著作権協会 (ACCS)
一般社団法人 日本映画製作者連盟 (MPAJ)
一般社団法人 日本映像ソフト協会 (JVA)
一般社団法人 日本音楽著作権協会 (JASRAC)
日本国際映画著作権協会 (JIMCA)
一般社団法人 日本レコード協会 (RIAJ)

不正商品対策協議会(ACA)に入った連絡によると、全国の47都道府県警察は、ファイル共有ソフト等を使用した、映画、音楽、アニメ、ゲーム、ビジネスソフトなどの著作権法違反事件について、平成23年11月28日から30日までに、過去最大規模の集中一斉取締りを実施し、全国で76箇所を捜索、30人を逮捕(12月1日午後1:00現在)しました。
このうち、31都道府県県警が取締りを行ったACA関連の事件概要につきましては、別紙「一斉取締り事件概要」をご参照ください。
ファイル共有ソフトを使用した著作権法違反の一斉取締りは、平成21年から実施され、今回が3回目となります。ファイル共有ソフトを使用した著作権侵害事件の集中一斉取締りは今回で47都道府県すべての警察で行われました。これにより、同種事犯の抑止効果が一層推進されることが期待されています。また、取締りの件数は、2001年11月に京都府警が検挙したWinMXを使用した著作権侵害事件の以来、累計100件を突破し、125件(ACA調べ)となりました。
なお、ACA会員各団体は、ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF)が実施する啓発メールの送付活動に参加しており、ファイル共有ソフトのネットワークに著作権を侵害するコンテンツを公開している個々のユーザーに対しても、ファイルを削除するよう求める活動を行っています。
ACAは、今後も警察庁をはじめ関係各省庁と緊密に連携し、不正商品の排除と知的財産の保護に向けた活動を推進してまいります。

【参考1】
■不正商品対策協議会 (ACA:The Anti-Counterfeiting Association)
URL:http://www.aca.gr.jp/

【参考2】
■警察庁 広報
「ファイル共有ソフトを利用した著作権法違反事件の一斉取締について」(平成23年、21年)
URL:http://www.npa.go.jp/cyber/warning/h23/110114_1.pdf
URL:http://www.npa.go.jp/cyber/warning/h21/091130_1.pdf

■警察庁 平成19年度総合セキュリティ対策会議報告書
「Winny等ファイル共有ソフトを用いた著作権侵害問題とその対応策について」
URL:http://www.npa.go.jp/cyber/csmeeting/h19/pdf/pdf19.pdf
■ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF)
URL:http://www.ccif-j.jp/

■本ニュースリリースに関するお問い合わせ:
・一斉取締りについて(不正商品対策協議会/ACA事務局)
日本映像ソフト協会 広報担当・佐藤、高木 電話:03-3542-4433
・各事件について
・コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS) 広報担当・太田 電話:03-5976-5175
・日本映像ソフト協会(JVA) 広報担当・高木 電話:03-3542-4433
・日本音楽著作権協会(JASRAC) 広報担当・北沢 電話:03-3481-2164
・日本国際映画著作権協会(JIMCA) 広報担当・萩野 電話:03-3265-1401
・日本レコード協会(RIAJ) 広報担当・末永 電話:03-5575-1305

また、shareを違法に利用し、映画をアップロードしていた37歳・男を逮捕。
(北海道旭川方面留萌署)

  • 11月102011

北海道旭川方面留萌署は、11月9日、ファイル共有ソフトshareを使用して米国の映画会社が著作権を持つ作品をインターネツト上に公開したとして兵庫県明石市に住む自営業の37歳・男を著作権法違反容疑(公衆送信権侵害 等)で逮捕しました。
  男は、今年7月29日ころから9月30日頃までの間、自宅のパソコンでshareを使い、違法アップロードを繰り返していたものです。男の自宅からは、PC1台と外付けHD1台が証拠として押収されており、PC側のアップホルダーには米国映画をはじめ、日本映画、アニメ、TVドラマなど延35作品が残っていました。端緒となったのは、道警の担当官がネットパトロール中に発見したもので、男は警察の調べに対して事実を認めています。
「(ファイル共有は)面倒くさいし、法律を犯してまでヤル価値はない。」(10月7日 東京・渋谷 男子大学2年生)…shareをはじめ、違法なファイル共有の利用者は年々減少傾向にあります。

許さない!偽ブランド・海賊版・違法ダウンロード「ほんと?ホント!フェアin大阪」開催のご案内 

  • 11月092011

不正商品対策協議会では、11月19日(土)、20日(日)に、不正商品撲滅キャンペーン許さない!偽ブランド・海賊版・違法ダウンロード「ほんと?ホント!フェアin大阪」を開催いたします。
今回で25回目を迎える「ほんと?ホント!フェア」は、今年4月にオープンした話題性と集客力のある都市型SCあべのキューズモールを会場に、インターネットの進展と普及に伴い潜在かつ深刻化する知的財産の侵害問題をメインに知的財産の保護と不正商品の排除を広く訴えかけていきます。
 また今回は、女優や歌手活動でも活躍する川島海荷さんを海賊版・偽ブランド撲滅キャンペーン隊長に、タレントのユージさんを副隊長に任命し、ガールズユニットの9nineとアイドルグループのJK21をキャンペーン応援隊として任命式や、知的財産○×クイズ大会等を実施するなどして、若年層を中心に知的財産を保護することの大切さについて理解を求めて参ります。


開催概要
●名 称: 不正商品撲滅キャンペーン
許さない!偽ブランド・海賊版・違法ダウンロード『ほんと?ホント!フェアin大阪』
●期 日: 2011年11月19日(土)、20日(日) 11:00〜18:00
*20日は17:00終了
●会 場: あべのマーケットパーク(キューズモール 3Fスカイコート)
●主 催: 不正商品対策協議会(ACA)

<正会員9団体>
社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)、 一般社団法人日本映画製作者連盟、一般社団法人日本映像ソフト協会(JVA)、 一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)、 日本国際映画著作権協会(JIMCA)、 一般社団法人日本商品化権協会(JAMRA)、一般社団法人日本レコード協会(RIAJ)、 ビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA)、 一般社団法人ユニオン・デ・ファブリカン(UDF)

<協賛会員>
LVJグループ(株)、シャネル(株)、エルメスジャポン(株)、 日本弁理士会(JPAA)、日本行政書士会連合会

●協 賛: 株式会社モリサワ
●協 力: 一般社団法人 コンテンツ海外流通促進機構
●後 援: 知的財産戦略本部、警察庁、総務省、外務省、財務省、文化庁、経済産業省、大阪府警察本部

★連絡先: 不正商品対策協議会 事務局 後藤・佐藤・小林

映画の著作権侵害で日本経済に564億円の損失 

  • 10月312011

東京 : 10月31日、調査会社イプソス及びオックスフォード・エコノミクスが日本国際映画著作権協会(JIMCA)のために共同で実施した調査が公表されました。このレポートは、「映画への著作権侵害が、日本の経済に与えた影響」という視点で発表されたもので、これによると、日本経済全体に564億円の損失と2,600の雇用機会喪失が推定され、映画産業界だけでも年間235億円の損失が発生したと見られるとしています。

この結果について、JIMCA代表取締役の味村隆司は、「この調査により、映画の著作権侵害が示す破壊的な影響力は、映画産業だけでなく日本の経済全体に大変大きな損害を与えるものであることがわかりました。これはすべての雇用とビジネスへの脅威です。著作権を守り、著作物の価値に対する意識を高めるために、法改正を含む更なる努力が必要です。」と述べました。

全国興行生活衛生同業組合連合会(全興連)会長 大藏滿彦氏は、「これは、映画館を含む日本の映画産業で働く多くの皆さんの生活を守ること、つまりこの産業に係わる生活者の保護と、誰でもが楽しめる「映画」エンタテインメントを壊してはならないというメッセージです。
 この調査によって示された数字は、驚くべきものです。映像コンテンツの更なる保護に向け、映画産業に携わる方々だけではなくて、皆さんで今、何をしなければならないかを真剣に考え、行動しなくてはいけません。」と述ています。

東京国際映画祭チェアマン 氏は、「東京国際映画祭の目的は映画という芸術文化を通じて、人や経済に夢や希望、交流と活気を生み出すことです。これらの良質な文化は創造、保護、活用という輪(サークル)が繋がって初めて育ち浸透するものです。 今回の調査報告を通して、無意識な著作権侵害はこのサークルを破壊するものであり、私たちの大切な文化や生活、ビジネスの発展をも阻むものであるという理解が深まることを期待しています。」と述べました。

この調査は、15〜64歳のインターネット利用層を対象に、2010年7月から8月までに合計3,000人の日本人回答者にインターネットでアンケート調査をおこない、分析をしたもので、その結果、日本経済全体における564億円の損失と映画産業では、約800、日本経済全体では2,600の雇用機会喪失と62億円の税収入が失われたことが判明、映画産業(劇場主、国内の配給会社や製作会社、小売業)の逸失収入は235億円にも達していることがわかりました。
また、日本のインターネット人口(15〜64歳)の17%が、何らかの形で映画の著作権侵害に関与したことがあるという結果も出ています。(海賊版のダウンロード、ストリーミング、購入、不正コピーの借用、ディスク保存など)。

ご参考:
この調査では、映画の著作権侵害を、違法な手段(デジタル方式(違法なダウンロード、ストリーミング、デジタル送信を含みます)、物理的な入手(海賊盤DVD等の購入を含みます)および二次的な入手(違法コピー品を借りたり購入すること)のすべてを含みます。)により映画全編を視聴すること、と定義して測定しています。この調査では、すべての海賊版視聴が逸失収入にあたるものとは想定していません。


レポートの詳細はこちらです。(pdfファイル)
映画の著作権侵害による経済影響
*英語版はこちら

プレスリリースはこちらです。

出版、流通関連団体、消費者団体などに不正競争防止法改正に関する普及啓発要請文を送付 

  • 09月282011

              一般社団法人 日本映画製作者連盟(MPAJ)
             株式会社 日本国際映画著作権協会(JIMCA)
             一般社団法人 日本動画協会(AJA)
             一般社団法人 コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
             社団法人 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)
              一般社団法人 日本映像ソフト協会(JVA)

 ゲームやビジネスソフト、アニメ、映画等の著作権等を有する権利者6団体では、不正競争防止法と関税法の改正に関して、出版・流通関連団体や消費者団体、販売店団体など23組織に対して、周知の協力を求める要請文を2011年9月28日に送付しました。

 本年6月に改正された不正競争防止法では、 コンテンツを提供するDVD、Blu-rayなどに施している複製を防止する技術や、ゲーム機などに施している複製されたコンテンツを動作させない技術(以下、併せて「技術的制限手段」といいます。)を無効化するプログラム、装置の提供に関する規制が強化されました。
 具体的には、DVDビデオからの複製を可能にする「リッピングソフト」や複製したゲームソフトを動作させる「マジコン」など、技術的制限手段を回避するプログラム、装置を提供することに刑事罰が導入されました。  不正競争防止法の改正に併せて、関税法も改正され、このような装置の輸出入は税関における差止対象となりました。

 6団体では、不正競争防止法の改正を機に、このようなプログラム、装置の提供が行われることがない環境が構築されることを望んでおり、12月1日に改正不正競争防止法が施行されることから、上記の23組織に法改正の内容につき組織の加盟会員および国民のみなさまへの周知に協力していただけるよう連名で要請文を送付しました。

※不正競争防止法・関税法の改正内容についてはこちら

本ニュースリリースに関するお問い合わせ

(社)コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)
 広報担当 TEL:03-5976-5175 E-mail:accsnews@accsjp.or.jp

China International Copyright Expo(中国国際コピーライト・エキスポ)にモーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)協賛決定 

  • 08月082011

モーション・ピクチャー・アソシエーション- アジア太平洋地域オフィス (MPA Asia - Pacific Regional Office)は、本年12月1日〜2日、中国・北京で開催される「中国国際コピーライト・エキスポ」(北京市・国際コンベンションセンター 12月1日〜2日)(以下、CICE)への協賛を決定しました。

CICE は、2008年より中国・北京市で開催されている著名な国際コピーライト・フォーラム&展示会です。MPAは、このエキスポが始まった2008年にジャッキー・チェン氏協力による「映画海賊撲滅キャンペーン」をスタートさせて以来、CICEと良好な連携関係を保っています。2011年のエキスポのテーマは、「映画とテレビ」です。

ワークショップの目的は、主要国及び中国の映画産業界の専門家たちと新進映画製作者たちが一同に会し、映画製作の技巧やビジネス、技術について情報やアイディアを研磨するためのフォーラムを提供することです。また、映画製作者たちがそのキャリアを伸ばし、ネットワークを作り、新しいプロジェクト創造の可能性を提供することも目的としています。

MPA アジア太平洋地域オフィスでは、2006年からフィルムワークショップを主催しており、新進映画製作者たちがそのキャリアを伸ばす足がかりにもなって参りました。2006年、このワークショップに参加した新進気鋭の映画製作者であるシュエ・シャルー(Ms. Xue Xiaolu)さんは脚本賞を受賞し、アメリカでハリウッドのスタジオ重役たちと会うチャンスを獲得しました。彼女が脚本を書いたJet Li主演、Bill King製作、Christopher Doyle撮影の映画"Ocean Heaven(海洋天堂)"は、多くの国で公開され、高い評価を得ました。2010年には、「上海国際映画フェスティバル」のオープニング作品に選ばれ、また香港で開催されるアジア地域の重要な映画祭「CineAsia」で「年間最優秀新人賞」に輝きました。

MPA CICE フィルムワークショップは、アジア太平洋地域から参加する映画製作者に最新の映画トピックスを幅広く2日間にわたるプログラムで提供します。

第一日 12月1日 木曜日
・中国映画産業界の成長と発展
・中国での映画共同製作とビジネスチャンス
・優秀な脚本の開発
・米国の映画製作とテレビ制作
・デジタル・シネマ、3Dおよび 創造的アプローチ

第二日 12月2日 金曜日
・中国へようこそ: 中国 政府との創造的提携、優良ビジネスおよび法律情報
・映画製作キャリア促進のための革新的な起業方法
・本編映画スクリプトの売り込みコンペ

参加者
MPA CICE フィルムワークショップは高い評価を受けている中国及び各国の映画製作者が参加して行われます。今年の参加予定者は以下の方々です:

Xue Xiaolu (シュエ・シャオルー)
Lora Chen (ローラ・チャン)
Sid Ganis  (シド・ギャニス)
Harris E. Tulchin (ハリス・ E ・トゥルチン)
Ira Deutchman (アイラ・ダッチマン)
Alister Grierson (アリスター・グリアソン) 
Bec Smith  (ベック・スミス)
John Polson  (ジョン・ポルソン)
Pauline Chan  (ポーリーン・チャン)
(ワークショップ参加者は、変更される場合があります)

参加者の略歴

Xue Xiaolu(シュエ・シャオルー)
Xue Xiaolu 氏は脚本家から監督へと転進した受賞者で北京映画アカデミーの文学部准教授です。同氏は、Chen Kaige の「Together」を含め劇場公開された9本の映画の脚本を書いています。監督としてのデビュー作は、Jet Li 主演の初のノンアクション映画、「Ocean Heaven」で、この映画は2010年の第13回上海国際映画祭のオープニング作品となり、彼女はCineAsiaの2010年最優秀新進賞を受賞しました。また、2011年11月24日に発表される予定のMPA −アジア・パシフィック・スクリーン・アワード(MPA-APSA)の アカデミー映画基金選考委員会メンバーです。

Lora Chen(ローラ・チャン)
Lora Chen氏は、カリフォルニア州カルバー市の中国メディアコンサルティングの主席コンサルタントです。また、事業開発の専門家で、米国企業のための対中国ビジネスの戦略プランニングを行っています。顧客には、 Paramount Parks, Metro-Goldwyn-Mayer、 Sony Pictures Entertainmentやその他多くの独立系プロダクションや法律事務所がいます。最近、中国北京の北京映画アカデミーで「米国映画エンタテインメント・ビジネスシステム及び運用」という大学院コースを設立し、指導しています。

Sid Ganis (シド・ギャニス)
Sid Ganis 氏は、Sony Pictures, LucasfilmやWarner Bros.、Paramount といったいくつかのメジャースタジオでの重役としての目覚しい経歴を経て、1996年 Out Of The Blue Entertainment 社を設立しました。プロデューサーとしては、Big Daddy, Deuce Bigalow : Male Gigolo、Mr.Deedsなどで素晴らしい興行成績を挙げ、夫人のNancy Hult Ganisさんとの共同プロデュース作品である「Akeelah And The Bee」では高い評価を受けました。同氏は、アカデミー映画芸術科学協会の会長を4期連続4年間務め、現在はABCのドラマシリーズPan Amの共同エクゼクティブ・プロデューサーです。

Harris E. Tulchin (ハリス・ E ・トゥルチン)
Harris E. Tulchin 氏はCornell University 及びHastings Law Schoolを卒業しました。1978年から法律関係の仕事にたずさわり、国際的エンタテインメント・マルチメディア法律事務所Harris Tulchin & Associatesの主宰者です。UCLAやAFI(American Film Institute), IFP(Independent Feature Project), Digital Hollywood、 USC(University of Southern California)などで、幅広く講演を行っています。また、同氏はいくつかの有名な映画のエクゼクティブ・プロデューサーであり、The Independent Film Produceの「 Survival Guide」の作者です。この本は、独立系映画のプロデュースに係わるビジネス及び法律上の問題点を段階的に解説した良きガイドブックです。

Ira Deutchman (アイラ・ダッチマン)
Ira Deutchman 氏は、1975年から映画の製作やマーケティング、配給を手がけており、150本以上の映画に係わってきました。その中には最も興行成績を上げた独立系映画が何本もあります。Cinecom 創立者の一人であり、その後Fine Line Featuresを作りあげましたが、 この二つの会社はゼロから作りあげられた企業で、それぞれが創立された時代には独立系映画ビジネスの定義のお手本でした。現在、同氏はニューヨークに本社を置くデジタル・エキジビション会社 Emerging Pictures社のマネージング・パートナーです。また、コロンビア大学芸術学部の大学院課程映画課の専門実技の教授でもあり、制作プログラムのトップの地位にいます。

Alister Grierson (アリスター・グリアソン)
Alister Grierson 氏は、オーストラリア人映画ディレクターで脚本家です。同氏はオーストラリア国立大学芸術学部を卒業、東京で日本語を学び、Australian Radio Film & Television Schoolで演出の学位を取得しました。15本の短編映画を製作し、Tropfest賞を3回受賞しています。WW2映画「Kokoda」の共同製作者及び監督で、最近は3Dの洞窟ダイビングドラマであるJames Cameronの「Sanctum」を執筆しましたが、これはCameronが開発したフュージョンカメラがナラボー平原で潜水中、洞窟の崩壊に巻き込まれた瀕死の体験にインスピレーションを得て書かれたものです。

Bec Smith (ベック・スミス)
Bec Smith 氏は、アメリカの大手エージェンシーの一つである「ユナイテッド・タレント・エージェンシー」(UTA)に所属し、独立系映画の取りまとめや融資、セールスを行っている独立系映画グループのエージェントです。部門のトップとして働いていた「Working Title Films」のシドニーオフィスからUTAに参加。それ以前は、「Hollywood Reporter」のオーストラリア事務所のチーフで、オーストラリアの 「Inside Film Magazine 」の編集者を務めていました。また、David Mich?d 監督の独立系映画のエクゼクティブ・プロデューサーで、この映画は2010 サンダンス 映画祭のDramatic World Cinema部門で 審査賞を受賞しました。同氏は現在 Independent Filmmaker Project (IFP) 諮問委員会のメンバーです。

John Polson (ジョン・ポルソン)
John Polson氏は、世界最大の短編映画祭である Tropfest (www.tropfest.com)で受賞歴のある創設者兼監督です。映画作品としては、「Siam Sunset」や「Swimfan 」(Jesse Bradford 及び Erica Christensen主演)、「Hide & Seek」 (Robert De Niro 及び Dakota Fanning主演)、「Tenderness」 (Russell Crowe及びLaura Dern主演)があります。また、「Fringe」や 「The Mentalist」、「 The Good Wife」、「Lie To Me」、「Flash Forward」などの人気テレビシリーズも手がけています。

Pauline Chan (ポーリーン・チャン)
Pauline Chan 氏は、オーストラリア生まれの中国人作家で、監督、俳優そしてプロデューサーでもあり、映画Traps やGuy Pearce主演のオーストラリアと中国の新作合作映画「33 Envelopes」の監督として良く知られています。 「Time Asia誌」で「最も優秀なオーストラリア人監督」として取り上げられ、1996年にオーストラリア総督より、オーストラリア系アジア人として初めてオーストラリア映画委員会のコミッショナーに指名されました。同氏は、20年以上にわたり、映画やテレビ番組の製作にたずさわり、カンヌやニューヨーク、トロント、上海、シドニーそしてロンドンなどの権威ある映画祭でオフィシャル上映作品に選ばれました。2010年、同氏はMPA− APSA アカデミー映画基金の選考委員を務めました。

ボブ・ピサノ氏、MPAA社長を辞任へ
〜リーダーシップを称賛される映画業界のベテラン 

  • 06月272011

ロサンゼルス−6月27日、Bob Pisano氏は9月30日付けでMPAA社長兼最高執行責任者を辞任すると発表した。ピサノ氏は2005年から同職にあり、2010年1月から元上院議員クリス・ドッド氏が会長兼最高経営責任者(CEO)に指名される2011年3月までの間、暫定CEOも務めていた。

ピサノ氏の辞任について、ドッド氏は次のようにコメントしている。「MPAAでの在職期間中、ピサノ氏は組織の強力なリーダーであり、また映画業界にとって力強い代弁者であった。同氏はかつてない技術的変化の時代に、そうした変化がMPAメンバー社の知的所有権におよぼす増大する脅威に直面して、MPAAの世界全地域での活動を導いてくれた。著名な映画会社の役員としての経験またハリウッド最大の労働組合のリーダーとしての経験に基づく、エンタテインメント業界への幅広い繋がりは、同氏が新しい業界のパートナーシップを構築する上で、また米国及び海外でMPAAの活動の認知度を上げる上で大いに力となってきた。」

MPAAスタッフへの辞職を告げるeメールの中で、ピサノ氏はこう述べている、「私がMPAAで仕事をしていた間、私は本当に大陸を横断して通勤しているようなものでした。昨年初めからだけでも、MPAAのワシントンDC本部へ25回も出かけました。MPAAを率いる機会を得て本当に感謝していますが、家族とのかけがえのない時間が人生の中でますます貴重な贈物となる時期に近づいている事実に気づくことが多くなってきました。正式の辞任後もアドバイザーとして残るようにとドッド氏が申し出てくださって本当に感謝しています。私にできることがあれば喜んで何でもお手伝いしますと、お返事しました。」

ワーナー・ブラザース・スタジオの会長兼最高経営責任者のバリー・メイヤー氏は「ピサノ氏は思慮深い戦略的リーダーであり、素晴らしい友人だ。彼の指導の下、MPAAはスタジオと業界全体にとって重要な諸問題を大幅に進展させた。彼が日々発揮していたリーダーシップが懐かしくなるだろうが、幸いなことに、我々はこれからも彼のアドバイザーとしての役割において彼の知見に期待することができる。彼の人生でこの新しい章が素晴らしいものであるように願っている。」と語った。

フォックス・フィルムド・エンタテインメントの共同会長であるジム・ギャノプロス氏は「ピサノ氏は25年以上にわたりわれわれ映画業界の友人であり、同僚であり、そして牽引力であった。そのキャリアを通して目覚しい活躍をしたように、MPAAにおける職責でも素晴らしい貢献をなした。われわれは今後もアドバイザーとして彼の見識を求めることができて本当に嬉しい。」と述べた。

ピサノ氏はMPAAに入る前に、1985年から1991年までパラマウント・ピクチャーズの会長付きゼネラル・カウンセル、1993年から1999年はMetro-Goldwyn-Mayer (MGM)の上級副社長の後取締役副会長であった。その後、Screen Actors Guild (SGA: アメリカ映画俳優組合)の最高経営責任者およびナショナル・エグゼクティブ・ディレクターを4年務めた。

映画業界でのキャリアをスタートさせる以前は、O'Melveny & Myers法律事務所のLAおよびパリオフィスで弁護士として活躍した。

前上院議員MPAAクリストファー ドッド会長
国際映画市場への中国の進出に向け連携を促す 

  • 06月132011

中国の映画製作業界の将来は自由貿易の慣例および国際工業規格採用にかかっている
シンガポール/上海 -6月13日、上海国際映画祭(SIFF)で、前上院議員クリス・ドッドMPAA会長兼CEOは中国映画業界に対し世界との連携拡大を呼びかけ、ハリウッドの映画製作者たちは最大限の協力を惜しまないと述べた。

SIFF招待者の一人でもあるドッド会長は、中国の政府高官や映画産業重役、フェスティバル協賛フォーラムへの各国ゲストなど200名の聴衆を前にスピーチを行った。

「中国の映画市場は今まさに作られつつあるサクセスストーリーです。中国が世界文化の舞台で常に主役の一つであったように、中国は映画産業の世界舞台で主要なプレーヤーとなる要因をすべて備えています。」と、中国映画産業発展への協力について語った。

会長はまた、アメリカの映画産業と中国映画製作者や観客そして中国政府との間にある重要な関係についても語り、「アメリカ映画産業の代表者としての私の最優先事項の一つはそうした関係を作りあげ、進展、開花させ、国際レベルの映画と文化的分野の基礎を作ることができるようにすることです。」と述べた。

また、ハリウッドスタジオ各社と中国映画会社が共に効率的手法の共有や関係の構築を行い、将来のプロジェクトの基礎となる文化上の基準作りを行うことになっていることに触れた。「そうした発展を持続し続けるには、我々が映画製作者や配給者、興行主たちを含む中国映画産業全ての分野で関係を作りあげていくことだと思います。」

MPA会長及びCEOとしての今回の訪中で、ドッド会長は政府高官や業界リーダーたち、中国国内主要スタジオやエンタテインメント企業の代表者たちと会う予定だ。

同氏の今回の訪中は、中国映画産業の急速な拡大の時期にあたる。中国国内で制作された映画本数は過去十年間、年に数十本だったものが数百本となり、2010年一年間だけでも526本の映画が製作された。劇場スクリーン数も6,200に増加し、2015年までには更に2倍以上、16,000を超えるスクリーン数になるものと見込まれている。興行収入は昨年15億ドルを超えたが、2015年までには3倍以上の50億ドルになると予想される。

1993年に創立された上海国際映画祭(SIFF)は、国際映画製作者連盟(FIAPF)に公認された中国第一のAカテゴリーの映画祭である。上海メディア・エンタテインメントグループ(SMEG: Shanghai Media and Entertainment Group) 主催による第14回上海国際映画祭(SIFF)は6月11日から19日まで上海で開催される予定で、世界100カ国以上からの参加者及び1,500を超える映画の上映が予定されている。

人気動画投稿サイト「ニコニコ動画」内で、映画の違法アップローダー、初逮捕。
(警視庁サイバー犯罪対策課・麹町警察署)

  • 05月242011

警視庁サイバー犯罪対策課と麹町警察署は、5月23日、国内最大の動画投稿サイトである「ニコニコ動画」に権利者に無断で映画をアップロードした高知県高知市の35歳の男を著作権法違反(公衆送信権 等侵害)容疑で逮捕しました。 男は、ネット上で「ベル(。??д??。)」と名乗り、複数の米国映画をアップロードして著作権を侵害したものです。
この事件は、JIMCAがネットパトロールで2010年の夏に発見したもので、「ニコニコ動画」を運営する会社が改善を図ったものの、男は、これを無視。配信停止処分などを受けた事を「勲章回数(BAN回数)6回(2010/12/26日現在)」とコミュニティで豪語するなど、JIMCAでは男が著作権侵害を中止する意志がないことと判断し、警視庁サイバー犯罪対策課に相談していました。
警察の調べに対し男は、外国作品や日本映画など40作品以上の映画を違法にアップロードした事実を認めているとのことです。

 MPAアジア太平洋地域プレシデント兼マネージング・ディレクターのMike Ellisは、「この容疑者逮捕に至った捜査及びこうした犯罪撲滅への警察の尽力に大変感謝します。こうした取組みは日本国内にはびこるオンラインコンテンツ窃盗に対して不可欠であり、また、日本の映画産業で働く人々の権利と生活を守る上で非常に大事なものです。」とコメントしています。
JIMCAでは、動画投稿サイト上の著作権侵害行為撲滅に向けて、さらなる対策を進めて参ります。

今度は、長崎でShareを悪用した第1次放流者逮捕。
(千葉県警サイバー犯罪対策室・千葉中央署)

  • 05月102011

2011年4月26日、千葉県警察本部サイバー犯罪対策室と千葉中央署は、ファイル共有ソフトShareを使用し、デンゼル・ワシントン、クリス・パインらが主演の人気映画「アンストッパブル」(20世紀フォックス映画)をネット上に初めて放流した長崎県長崎市に住む43歳の男を著作権法違反(公衆送信権侵害)容疑で逮捕、身柄を千葉中央署に移送しました。
この男は、権利者に無断で映画をインターネット上に公開し、不特定多数が閲覧できるようにしたもので、さらに多数の洋画作品をShareにアップロードしており、警察では詳しい動機を調べています。このところファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害や違法コピー販売などでは40代、50代の逮捕者が目立って増えています。

クリストファー J・ドッド上院議員 MPAA会長に就任 

  • 03月012011

MPAAは、3月1日、クリストファー J.ドッド前上院議員を新しい会長兼Chief Executive Officer (CEO)に任命したと発表した。

ドッド上院議員は1月米国上院での5期にわたる議席を離れ、3月17日(セイント・パトリックスデイ)付けで新しい職務に就く予定である。

「ドッド上院議員は戦いの経験豊富なリーダーで、アメリカが直面している大きな問題に対処する強いリーダーとしての同氏の名声は、映画ビジネスを代表する人物として申し分のないものである。新しいリーダーを待っていた甲斐があったという点で、MPAA加盟スタジオ各社代表はわたしと同意見である。」と、Fox Filmed Entertainment 会長であるJim Gianopulos氏は述べた。「我々はまた、新しい会長が決まるまでのこの移行期間中MPAAを率いる素晴らしい仕事を果たしてくれたBob Pisano氏に感謝している。」

ドッド上院議員は、1981年から2011年までの20年間コネティカット州選出の民主党上院議員であり、その間、上院銀行委員会委員長及び歴史的な法律である、ドッド=フランク法(金融制度改革消費者保護法)の立案を行った。また、2009年の健康保険改革法案の審議では、上院健康教育労働年金委員会の議長代理を務めた。同氏は、上院外交委員会の上級メンバーでもあり、党派を超えて協議を行える有能な法律立案者として幅広い名声を得ている。

「私は、アメリカで最も創造力かつ生産力の高い産業の一つの利益を、ワシントンのみならず世界中で代表することに本当にワクワクする思いだ。大手映画スタジオ各社は世界中で最も需要が多い楽しいエンタテインメントを制作し、送り出しつづけている。このアメリカの重要な輸出品を守ることがわたしの最優先課題だ。」と、ドッド上院議員は語った。 「子供たちや家族の利益を促進しアメリカの雇用を作り出しそれを守ることから、知的所有物の保護や国際貿易の拡大まで、さまざまな重要な方法で、アメリカの輸出保護を行うことは上院での私の仕事の延長線上にあるものだ。」

「Jack Valenti氏やBob Pisano氏とは今までもさまざまな機会に一緒に仕事をしてきたが、その二人の足跡に続くことは名誉なことだ。スタジオ各社やMPAA協会職員、映画業界で働くすべての人たちと共に、経済及び技術上の問題や世界的成長のこの時代に、映画産業が直面している重要な問題に取り組みたいと思っている。」

「われわれはMPAAを率いる最良の人物を選ぶために万全を尽くした。」と、Sony Pictures Entertainment 会長兼CEOのMichael Lynton氏は語った。「その人物こそ、クリス・ドッド氏だと確信している。彼は我々の産業を世界中で代表し、守るための条件を備えた人物である。」

「ドッド氏は、政治的天分と経験を備えているだけではなく、国内及び世界的スケールでのコンテンツ保護及び海賊問題に関して最も厳しい試練に立たされている映画産業を率いるための適任者だ。」と、Warner Bros.の会長でありCEOであるBarry Meyer氏は述べた。

Walt Disney Companyの上級副社長兼ジェネラルカウンシルであり、MPAAサーチ委員会メンバーでもあるAlan Braverman氏はこう述べた。「今は、映画産業にとって非常に重要な時期であり、ドッド氏がMPAAを率いてくれることは喜ばしい限りだ。複雑な問題を解決するための根回しや革新的アプローチにおける同氏の豊富な経験が、MPAAを率いていくために大いに役立つだろう。」

ドッド議員はコネティカット州ウイリマンチクに生まれ、プロビデンス大学卒業後ドミニカ共和国で平和部隊に参加、その後、1972年ルイビル大学ブランディス法律学部で法律学位を取得した。コネティカット州兵及び米国陸軍予備軍で任務に就き、コネティカットで法律の仕事にたずさわった後、1974年議会に選出された。また、1995年から1996年のビル・クリントン氏の大統領予備選挙期間中、民主党全国委員会の総務会長を務めた。

Winny上に映画を放流、53歳・会社経営者、逮捕。
(兵庫県警サイバー犯罪対策室・東灘署)

  • 02月212011

兵庫県警サイバー犯罪対策室と東灘署は、ファイル共有ソフトWinnyを使い、ネット上で「ソーシャル・ネットワーク」(ソニーピクチャーズ配給)などを権利者に無断で閲覧できるようにしたとして著作権法違反容疑(公衆送信権侵害)で、神戸市兵庫区の男(53歳・会社経営者)を逮捕しました。
 男は、この作品が日本で劇場公開される約2週間前に放流したもので、ネットワーク上での違法対策を強化していた同サイバー犯罪対策室のパトロールにより発見され、4月4日に強制捜査をうけ、同日逮捕されました。尚、強制捜査の際には、PCや複製に用いたと思われるDVD-Rなど、多数が押収されています。
 4月22日には、罰金30万円の有罪判決が下されました。
インターネットを悪用したサイバー犯罪に対処するため、本年4月1日に発足した兵庫県警サイバー犯罪対策室第1号の摘発となりました。

映画の海賊版DVD販売、お客が通報し、経営者逮捕。
(警視庁下谷署)

  • 02月212011

警視庁下谷警察署は、2月7日、都内台東区のDVD販売店経営者の男(59歳)を著作権法違反(無断複製品、海賊版の所持)の疑いで逮捕しました。
男は、自分が経営する都内台東区内のDVD販売店で、昨年9月に埼玉県の男性に『ロボッツ』(FOX)と『レミーのおいしいレストラン』(Disney)の真正品DVDから無断複製した計2枚を1枚 1,780円で売るなどしたもので、他に『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』(Disney)、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(Warner)、『幸せのちから』(Sony/Columbia)、『ダブル・ジョパディー』(Paramount)などの海賊版DVDを販売する目的で所持しており、同日の捜索では多数の海賊版DVDが店舗より押収されました。
昨年秋にJIMCAパイラシーホットラインに情報が寄せられ、下谷署に相談、今回の事件となりました。
身の回りで「あれ?これ海賊版?!」と思ったら、当協会HP内の「パイラシーホットライン」でご連絡お願い致します。

ネットオークションで海賊版DVD販売、会社員 逮捕。
(岡山県警察本部・岡山西警察署)

  • 02月092011

岡山県警察本部と岡山西警察署は2月8日、インターネットオークションで海賊版DVDを販売したとして千葉県松戸市の男性会社員(39歳)を、著作権法違反(無断複製品の頒布)容疑で逮捕しました。
男は、「24 ・シーズンZ」(20世紀フォックス)、「トランスフォーマー/リベンジ」(パラマウントピクチャーズ)などの人気映画作品や音楽DVDの海賊版を22年7月頃から8月下旬にかけて岡山市内や福岡県内の男性に販売していました。
 昨年8月に岡山市内に住む男性から「ネットオークションで海外テレビドラマのDVDを落札したが、海賊版ではないか」との通報を受けて、岡山県警本部と岡山西署が捜査していました。
同時期にJIMCAでも、ネットパトロールで発見しており、出品者に警告を実施していました。
" 海外製中古DVDです。"と商品説明文に記載されていましたが、落札されたお客様が手にしたのは海賊版でした。 映画などのDVD購入については、確かなお店での購入をお勧めいたします。

オンラインショップでの海賊版DVD販売、栃木で主婦、逮捕。
(神奈川県港北警察署)

  • 02月082011

神奈川県港北警察署は2月7日、ネット上のショップで映画の海賊版を販売したとして栃木県佐野市の主婦(46歳)を著作権法違反(無断複製品、海賊版の頒布)容疑で逮捕しました。
この女は、「トイ・ストーリー3」(WDS)、「シャッター アイランド」(パラマウントピクチャーズ)、「アバター」(20世紀フォックス)などの映画をDVD-Rに焼いて無断複製し、兵庫県神戸市などに住む複数に1枚・300円で郵送販売したもの。捜索にあたっては、女の自宅から、約6,500枚の海賊版DVDが発見されており、これらも押収。
女が、販売告知に利用したネット上のホームページには、150ほどの映画タイトルを掲載し、注文を募っていたとのことで、警察の調べによると、2008年から2010年の間に凡そ800万円の売上げがあったとのことです。
このオンラインショップについてはJIMCAパイラシーホットラインに情報が寄せられていました。

映画ブルーレイディスク海賊版のネット販売、初摘発。
(大阪府警察本部 生活安全特別捜査隊、此花警察署)

  • 01月282011

大阪府警察本部 生活安全特別捜査隊と此花警察署は、ブルーレイディスクに収めた映画の海賊版をインターネットで販売したとして、著作権法違反(頒布)の疑いで1月28日までに兵庫県伊丹市の男性(46歳)を逮捕し、大阪地方検察庁へ送致しました。
数年前からNetオークションに違法品を出品、販売した上、自作の海賊版販売Webサイトに誘導するなどして顧客を募っていたところを当協会が発見し、大阪府警察本部に通報していたものです。
逮捕容疑は、この男性が平成22年8月25日に、男性会社員に対し、「アバター」(20世紀フォックス映画)や「カールじいさんの空飛ぶ家」(ウォルト・ディズニー映画)、「トランスフォーマー リベンジ」(パラマウント映画)の海賊版を合計¥2,800で販売したことです。
ブルーレイディスクの映画海賊版を頒布した疑いでの摘発は全国初のケース。
この海賊版販売Webサイトについては警察やJIMCAに一般消費者から「違法品販売」との情報が寄せられていました。



ファイル共有ソフト等を使用した著作権法違反事件-全国集中一斉取締りの実施について 

  • 01月042011

不正商品対策協議会(ACA)

社団法人 コンピュータソフトウェア著作権協会 (ACCS)
一般社団法人 日本映画製作者連盟 (MPAJ)
一般社団法人 日本映像ソフト協会 (JVA)
一般社団法人 日本音楽著作権協会 (JASRAC)
日本国際映画著作権協会 (JIMCA)
一般社団法人 日本レコード協会 (RIAJ)

不正商品対策協議会(ACA)に入った連絡によると、北海道警、宮城県警、秋田県警、茨城県警、栃木県警、埼玉県警、千葉県警、警視庁、神奈川県警、富山県警、福井県警、山梨県警、愛知県警、京都府警、兵庫県警、島根県警、岡山県警、愛媛県警、高知県警、佐賀県警、宮崎県警、鹿児島県警、沖縄県警の23都道府県警察は、ファイル共有ソフトを通じた、映画、音楽、アニメ、ゲーム、ビジネスソフトなどの著作権法違反事件について、平成23年1月11日から14日までの間に、集中一斉取締りを実施し、全国で50箇所を捜索、18人を逮捕(14日14:00現在)しました。
このうち、19府県警が取締りを行ったACA関連の事件概要につきましては、別紙「一斉取締り事件概要」をご参照ください。
ファイル共有ソフトを利用した著作権法違反の一斉取締りは、今回が2回目です。
平成21年11月30日に行われた1回目の一斉取締りでは、全国で11人が逮捕され、それぞれに有罪判決が言い渡されています。
なお、ACA会員の各団体では、ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF)が実施する啓発メールの送付活動に参加しており、ファイル共有ソフトのネットワークに著作権を侵害するコンテンツを公開している個々のユーザーに対しても、ファイルを削除するよう求める活動を行っています。
ACAは今後も、警察庁をはじめ関係各省庁と緊密に連携しつつ不正商品の排除と知的財産の保護に向けた活動を推進してまいります。

【参考1】
■不正商品対策協議会 (ACA:The Anti-Counterfeiting Association)
URL:http://www.aca.gr.jp/
【参考2】
■警察庁 広報
「ファイル共有ソフトを利用した著作権法違反事件の一斉取締について」(平成21年11月30日)
URL: http://www.npa.go.jp/cyber/warning/h21/091130_1.pdf
■警察庁 平成19年度総合セキュリティ対策会議報告書
「Winny等ファイル共有ソフトを用いた著作権侵害問題とその対応策について」
URL: http://www.npa.go.jp/cyber/csmeeting/h19/pdf/pdf19.pdf
■ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF)
URL:http://www.ccif-j.jp/
■本ニュースリリースに関するお問い合わせ:
・一斉取締りについて(不正商品対策協議会/ACA事務局)
日本映像ソフト協会 広報担当・佐藤、高木 電話:03-3542-4433

<各事件について>
・コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS) 広報担当・中村 電話:03-5976-5175
・日本映像ソフト協会(JVA) 広報担当・高木 電話:03-3542-4433
・日本音楽著作権協会(JASRAC) 広報担当・横田 電話:03-3481-2164
・日本国際映画著作権協会(JIMCA) 広報担当・萩野 電話:03-3265-1401
・日本レコード協会(RIAJ) 広報担当・末永 電話:03-6406-0510


ファイル共有ソフトを利用した著作権法違反の一斉取締り
 - 山梨県&神奈川県合同捜査本部が、海外人気ドラマをアップロードした男を逮捕

日本国際映画著作権協会(JIMCA)では、Warnerの海外ドラマ"コールドケース(Cold Case)"、"THE MENTALIST/メンタリスト(THE MENTALIST)" をファイル共有ソフト「share」にアップロードした人物に対して、告訴状を山梨県&神奈川県合同捜査本部に提出。
山梨&神奈川合同捜査本部は、2011年1月11日、神奈川県横浜市泉区の無職の男性(44)の自宅を強制捜査し、同日通常逮捕されました。被疑者は違法行為を認めています。

今回の「ファイル共有ソフトを利用した著作権法違反の一斉取締り」は、アニメ、コミックの違法アップロード者に対する捜索が多く、JIMCAが活動を継続しているMPAメンバー社の映画作品等の同種侵害は減少傾向に転じ、今回のタイミングでは上記の1件にとどまりました。

JIMCAは、ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF)の活動にも参加し、活動しており、これら啓発活動による違法行為の撲滅を推進すると同時に、なお侵害行為を中止しない行為者については、今回のような法的措置もやむを得ないことと考えます。