MPAとMeta社が和解を発表 2026年3月31日
ワシントン – モーション・ピクチャー・アソシエイション(MPA)とMeta Platforms社(Meta)は、MetaがInstagramのティーンアカウントに関連してMPAの商標登録済みPG-13指定映画レーティングを使用している件について、和解に達しました。
MPAのチャールズ・リブキン会長兼CEOは、「本日の合意により、MPAの映画レーティングとInstagramのティーンアカウントのコンテンツ・モデレーション・ツールが明確に区別されます。子どもたちを不適切なコンテンツから守るための取り組みは歓迎します。しかし、今回の合意は保護者が全く異なる状況で運用されている両システムを混同しないようにするのに役立ちます。MPAは、映画レーティング・システムを通じて60年近くにわたり保護者の皆様から築き上げてきた信頼を誇りに思っており、今後もその信頼を守るためにあらゆる努力を続けていきます」と述べました。
「MPAとの合意に至ったことを嬉しく思います。家族にとって馴染みのある枠組みを参考に、保護者の皆様にティーン向けコンテンツ・ポリシーをより深くご理解いただけるよう努めて来ました。13歳以上対象の映画レーティング基準と保護者の皆様からのフィード・バックに基づいて、ポリシーを厳密に更新し、ティーンアカウントにデフォルトで適用しました。この点は変更ありませんが、MPAから頂いたフィード・バックを参考に、この取り組みについての説明方法を改善しました。今後も保護者の皆様をサポートし、ティーンの皆様に年齢相応のコンテンツを提供できるよう努力してまいります」と、Metaの広報担当者はコメントしました。
今回の合意の一環として、Metaはティーンアカウントの説明において、MPAの「PG-13」レーティングへの言及を大幅に削減することに同意しました。 Meta社はまた、以下の免責事項を掲載することに同意しました。「ソーシャルメディアと映画には多くの違いがあります。コンテンツ設定の更新にあたり、当社はMPAと協力していません。MPAはInstagram上のコンテンツを審査しておらず、当社のコンテンツ設定をいかなる形でも支持または承認していません。当社は保護者の皆様に既にお馴染みのMPAの公開ガイドラインを参考にしました。当社のコンテンツ・モデレーション・システムは映画のレーティングとは異なるため、体験は必ずしも同じではありません。」スペースが限られている場合は、より短い免責事項が使用されます。
本契約の条件は4月15日に発効します。
約60年にわたり、MPAのClassification and Rating Administration’s(CARA)による自主的な映画のレーティング・システムは、アメリカの保護者が子供に見せる映画について十分な情報に基づいた判断を下すのに役立ってきました。レーティング委員会は、入会時に5歳から15歳までの子供を持つ親で構成され、最長7年間、もしくは最年少の子供が21歳になるまで委員を務めることができます。委員会はすべての映画を全編視聴し、アメリカの親の大多数の意見に沿ったレーティングと説明文を付与します。映画製作者は、決定に異議がある場合は異議申し立てを行うことができます。90%以上の親が、CARAの映画レーティングは家族にとってより良い映画選びに役立つと回答しています。
CARAはユーザー生成コンテンツをレーティングしません。CARAのレーティング対象となる映画は、人間中心のシステムに基づいて専門的に制作・審査されていますが、Instagramなどのプラットフォーム上のユーザー生成投稿は、同じレーティングプロセスの対象ではありません。
主要な出来事のタイムライン
2025年10月14日:Metaが、Instagramのティーンアカウント向けの新しいコンテンツ・モデレーション・ツールが「PG-13レーティングに準拠する」と発表。
2025年10月14日:MPAのチャールズ・リブキン会長兼CEOが、即座にMeta社の発表に反論する声明を発表。
2025年10月28日:MPAはMeta社に対し、停止通告書を送付。
2025年11月6日:リブキン会長兼CEOはワシントン・ポスト紙に論説を寄稿し、MPAがMeta社の新ツールに対する説明に反対する理由を公表。
2025年12月19日:Meta社は当初の発表内容を更新し、「PG-13に準拠」という表現を「13歳以上の映画レーティングを参考に」に変更。また、MPAとの和解の一環として本日合意した免責事項と同様の文言を追加。
2026年3月31日:MPAとMeta社は和解を発表。

