日本国際映画著作権協会-JAPAN AND INTERNATIONAL MOTION PICTURE COPYRIGHT ASSOCIATION,INC.-

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「世界知的所有権の日」記念上映会を開催しました 2017年4月26日

右から:在日米国大使館 経済・科学参事官ダニエル・ロッチマン氏、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 セールスディレクター井原多美氏、MPAアジア太平洋プレジデント&マネージング・ディレクター マイケル・C・エリス氏
右から:在日米国大使館 経済・科学参事官ダニエル・ロッチマン氏、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 セールスディレクター井原多美氏、MPAアジア太平洋プレジデント&マネージング・ディレクター マイケル・C・エリス氏

日本国際映画著作権協会(JIMCA)は、4月26日の「世界知的所有権の日」の記念イベントとして、4月25日に米国大使館の後援、ウォルト・ディズニー・ジャパンの協力を得て現在大好評にて上映中の「美女と野獣」の上映会をTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催しました。
今回の聴衆は映像制作や知的所有権を学ぶ学生たちが中心で、映画上映前のイベントとして、米国大使館、MPA、ウォルト・ディズニー・ジャパンからご登壇いただいた皆様の価値あるスピーチを聞き、その模様をSNSで拡散してもらい、できるだけ多くの人達に知的財産権の大切さを広めて頂きました。

上映前のスピーチとして、
まずダニエル・ロッチマン 在日米国大使館 経済・科学参事官は‘世界知的所有権の日’を迎えるにあたり、あらゆる分野で貢献する若いクリエーターたちをたたえたいと思います。彼らの斬新な発想は、文化、科学、技術、経済など幅広い分野での活動を通じて、人類が進歩するための原動力となっています。映画製作技術ほど、これらの活動がうまく融合されている媒体はありません。クリエーターたちが、新しい技術を活用する一方で、彼らの作品を所有・管理する基本的な権利を守るには、どうすればいいのでしょうか。私たちは、この問題をきちんと考えなければなりません。それは、クリエーターたちが、自分の作品が守られて安全だとわかれば、私たちの生活をより豊かにする新しいアイデアをさらに生み出してくれるからです」と映像制作や知的所有権を学ぶ学生たちを中心とした満員の聴衆に語りかけました。

次にMPAアジア太平洋プレジデント&マネージング・ディレクター マイケル・C・エリスが登壇し「映画を楽しんで頂いている間、一つの長編映画の製作に、どれだけの作業や努力が、どのくらい多くの優れた人材によって、注ぎこまれているのかについて、少しお考えください。その過程は決して簡単なものではありませんし、もちろん今の段階ではまだ機械によって創り出されたものではありません。今日の映画において、個人と製作チームのアイデアが最高のイノベーションである実例なのです。そういった映画製作者達が常に刷新していくためにも、我々は彼らの仕事に対して、インセンティブが与えられよう保証する必要があります。彼らは、自らの労働に対して、金銭的な報酬を受ける必要があります。そのような環境に関して、我々一同が貢献できる最善の方法とは、彼らの作品を尊重し、映画館やテレビ、または、現在利用が可能となっている、多くの新オンライン・サービスなどといった、正規なチャンネルを通じて、彼らの映画やテレビ番組に対して、料金を払って利用することです。著作権侵害は、日本の映画・テレビ業界に困難な課題を与え続けていますが、幸いなことに、サイトブロッキングのように効果を示しており、侵害行為を減らし、世界中で既に42ヶ国が導入している戦略などがあります」と訴えかけました。

また、今回の記念上映会に最新の話題作を提供していただきましたウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 セールスディレクター井原多美氏が登壇し、 「本日はディズニー実写映画、「美女と野獣」を『世界知的所有権の日』記念上映作品として選んで頂きまして、大変光栄に思います。心より感謝申し上げます。ご存知の通り、ディズニーは25年前にアニメーションの「美女と野獣」を制作、上映し世界中の皆様に長年愛されて参りました。長編アニメーションとして初めてアカデミー賞作品賞にノミネートされたほか、最優秀アカデミー歌曲賞を受賞し、アニメーションに対してのイメージを大きく変えた作品となりました。主人公のベルは、美しいだけではなく、知的好奇心が旺盛で、自分の意思を強く持っており、父親想いの優しさと強さを兼ね備えた現代的な女性です。ディズニープリンセスの中でもとても人気の高いプリンセスです。
これまでアニメーションを実写化したものに、「マレフィセント」、「シンデレラ」と2016年に公開された「ジャングルブック」がありますが、マレフィセントは魔女の視点で描いた物語に、そしてシンデレラは強さと優しさを持つ、現代的な女性像としてヒロインを描き出しました。今回「美女と野獣」の実写版を制作するにあたり、監督のビル・コンドンはすでにアニメーションとして完成度の高い作品をどのように実写化するかとても悩んだと言います。監督は最終的に何かを変えたり、新しさを加えたりするのではなく、既にあるキャラクターや物語を深く掘り下げる事にしました。結果、正に今の時代に作る意味がある物語としてグレードアップする事に成功しました。もちろん、もう1つの特徴は音楽です。アカデミー賞8回受賞のアラン・メンケン作曲の既存の美女と野獣スタンダードナンバーと新たに書き下ろされた3曲。その3曲全てそれぞれのシーンをエモーショナルに演出しています。愛する人を想うシーンで挿入されたそれぞれの歌の歌詞にも是非ご注目ください。深く心に響きます。個人的には野獣がベルを父親の元に返すシーンで、少しでも長くベルを視界に入れるため、お城の高台に上り歌う「Evermore」は何度聞いても心打たれ、感動します」と「美女と野獣」の素晴らしさを紹介しました。

2000年に世界知的所有権機関(WIPO)によって制定された「世界知的所有権の日」は今年で17年目を迎えました。 JIMCAでは知的財産保護の大切さについて多くの人に知っていただく機会としまして、今後も上映会を継続していく予定です。

「世界知的所有権の日」
世界知的所有権機関(WIPO)によって知的財産が日常生活で果たす役割についての理解を深め、 発明者や芸術家の社会の発展への貢献を記念するために、2000年に制定した記念日です。 世界中で知的財産権の重要性を啓発する行事が開催されています。